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男性特有のお悩み〜前立腺肥大症・EDなど〜

2025.05.29

男性の皆さん、年齢を重ねるにつれて「おしっこのキレが悪くなったな」「夜中に何度もトイレに起きるようになったな」と感じることはありませんか?これらは、男性特有の臓器である「前立腺(ぜんりつせん)」に関わるお悩みかもしれません。

前立腺って何?

前立腺は、男性だけが持っている、クルミくらいの大きさの臓器です。膀胱のすぐ下にあり、尿道を取り囲むように位置しています。前立腺の主な役割は、精液の一部を作ることで、精子を保護したり、活動を助けたりする大切な働きをしています。

年齢とともに増える症状

年齢とともに増える症状

男性は、年齢を重ねるとともに、この前立腺が少しずつ大きくなることがあります。これを前立腺肥大症と言います。前立腺が大きくなると、尿道が圧迫されてしまい、おしっこが出にくくなったり、様々な排尿の症状が出てきます。
前立腺肥大症でよく見られる症状は、次のようなものがあります。

尿の勢いが弱い :  おしっこの勢いがなくなり、チョロチョロとしか出ない。
排尿に時間がかかる :  おしっこを出すのに時間がかかるようになる。
尿のキレが悪い :  おしっこが終わった後も、ポタポタと垂れてしまう。
残尿感 :  おしっこをした後も、まだ膀胱に尿が残っている感じがする。
頻尿・夜間頻尿 :  トイレに行く回数が増え、特に夜中に何度もトイレに起きる。
尿意切迫感 :  急に強い尿意を感じて、我慢するのが難しい。

これらの症状は、日常生活に大きな影響を与え、睡眠不足になったり、外出をためらったりすることもあります。前立腺肥大症は、良性の病気で、がんではありませんが、放置すると膀胱や腎臓に負担がかかり、他の病気を引き起こす可能性もあります。

また、男性のお悩みとしてED(勃起障害)も泌尿器科で相談できる症状の一つです。EDは、性的な興奮があっても、十分な勃起が得られなかったり、維持できなかったりする状態を指します。EDの原因は、ストレスや生活習慣病(糖尿病、高血圧など)、加齢、ホルモンバランスの乱れなど様々です。EDは、男性の自信やQOL(生活の質)に大きく関わる問題ですが、適切な治療で改善が期待できます。

相談することの大切さ

前立腺肥大症やEDなど、男性特有のお悩みは、デリケートな問題なので、なかなか人に相談しにくいと感じるかもしれません。しかし、これらの症状は、決して珍しいことではありませんし、多くの男性が経験するものです。一人で抱え込まずに、ぜひ泌尿器科にご相談ください。
泌尿器科では、問診や簡単な検査(尿検査、血液検査、超音波検査など)で、症状の原因を詳しく調べることができます。前立腺肥大症であれば、お薬で症状を和らげたり、場合によっては手術を検討したりすることもあります。EDについても、お薬や生活習慣の改善など、様々な治療法があります。
「年のせいだから…」と諦めてしまう前に、専門医に相談することで、つらい症状が改善し、より快適な毎日を送ることができるかもしれません。あなたの健康と快適な生活のために、私たちがお手伝いさせていただきます。

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