
「病院に行くのはちょっと怖いな…」「どんな検査をするんだろう?」と不安に思う方もいるかもしれませんね。でも、泌尿器科で行われる検査は、ほとんどが体への負担が少ないものばかりです。安心して受けていただけるように、主な検査について簡単にご紹介します。
尿検査
泌尿器科で一番最初に行われる、とても大切な検査です。皆さんが学校の健康診断で受ける尿検査と同じように、おしっこをコップにとって提出するだけです。この検査で、おしっこに血が混じっていないか(血尿)、細菌がいないか(尿路感染症)、タンパク質が出ていないか(腎臓の病気)などを調べることができます。痛みも全くなく、すぐに結果がわかることが多いので、体の状態を知るための第一歩となります。当院は最新の尿検査機器を導入しており、全自動で行いますので90秒程度で検査結果が出ます。
血液検査
腕の血管から少量の血液を採って調べる検査です。この検査では、腎臓の働き具合や、体の炎症の有無、男性であれば前立腺がんの可能性を調べる「PSA(ピーエスエー)」という項目などを確認することができます。採血の時にチクっとするくらいで、すぐに終わります。
超音波検査
「エコー検査」とも呼ばれます。体の表面にゼリーを塗って、プローブという機械を当てるだけで、腎臓や膀胱、前立腺などの臓器の様子をリアルタイムで見ることができる検査です。痛みは全くなく、放射線も使わないので、お子さんや妊婦さんでも安心して受けていただけます。結石の有無や、臓器の形、腫れの有無などを確認するのにとても役立ちます。
その他の検査
症状によっては、レントゲン検査(X線検査)やCT検査といった画像検査、膀胱の中に細いカメラを入れて直接膀胱の様子を見る膀胱鏡検査などを行うこともあります。これらの検査は、より詳しく病気の原因を調べるために必要となる場合がありますが、事前にしっかりと説明がありますのでご安心ください。
どの検査も、皆さんの体の状態を正確に把握し、適切な治療を行うためにとても重要なものです。検査について不安なことがあれば、いつでも遠慮なく医師や看護師に質問してください。