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腎臓癌(じんぞうがん)—“沈黙のがん”を見逃さない

2025.09.25
腎臓癌(じんぞうがん)—“沈黙のがん”を見逃さない

こんにちは。今回は「腎臓癌(腎がん)」についてお話しします。腎臓癌は初期症状が乏しいため、別の検査で偶然発見されることも多い病気です。

腎臓ってどんな働き?

腎臓は背中側の腰のあたりにある、左右一対の臓器です。体の老廃物を尿として排出したり、血圧や赤血球のコントロールに関わる重要な役割を果たしています。

腎臓癌の症状は?

初期には自覚症状がないことが多いのが腎臓癌の特徴です。進行すると以下のような症状が出ることがあります。

• 血尿(赤い・茶色い尿)
• 腰やわき腹の痛み
• 腫瘤(しこり)
• 発熱、体重減少、貧血

しかし、現在では人間ドックや健康診断の腹部エコーやCTで偶然見つかるケースが増えています。

リスク因子は?

• 喫煙
• 肥満
• 高血圧
• 家族歴
• 長期透析

などが腎臓癌のリスクを高めるとされています。

診断はどうする?

以下のような検査を行って診断します。

• 腹部エコー
• CT検査
• MRI検査
• 尿検査・血液検査

必要に応じて、がんの種類を確定するために組織を採取することもあります。

治療法

腎臓癌の治療の基本は「外科手術」です。がんの大きさや位置によって、腎臓を全部取る場合と部分的に取る場合があります。また、最近ではロボット手術や腹腔鏡手術により、負担の少ない方法が普及しています。

進行がんや転移がある場合は、

• 分子標的薬
• 免疫チェックポイント阻害剤
• 抗がん剤治療

などが行われます。

早期発見のために

早期発見のために

症状が出にくいため、健康診断での画像検査が非常に有効です。特に高血圧や喫煙歴がある方は、定期的にチェックを受けることをおすすめします。

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