尖圭コンジローマ

  • TOP>
  • 尖圭コンジローマ
  • TOP>
  • 尖圭コンジローマ

はじめに

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされる性感染症の一つです。性器や肛門周囲にイボ状の病変が現れることが特徴で、再発しやすいことでも知られています。本記事では、尖圭コンジローマの原因、症状、診断、治療、予防法について、わかりやすくご説明いたします。

原因と感染経路

尖圭コンジローマの主な原因は、HPVの6型および11型とされています。これらのウイルスは、性行為(膣性交、オーラルセックス、アナルセックス)を通じて感染します。感染部位は性器だけでなく、肛門や口腔内にも及ぶことがあります。

症状

尖圭コンジローマの症状は、感染から数週間から数ヶ月の潜伏期間を経て現れます。主な症状は以下の通りです。

  • 性器や肛門周囲に小さなイボ状の突起が現れる
  • イボは乳頭状や鶏冠状、カリフラワー状になることがある

ただし、無症状のまま経過することもあり、感染に気づかない場合もあります。

診断

尖圭コンジローマの診断は、主に視診によって行われます。特徴的なイボの形状や色、分布を確認することで診断されます。

治療

尖圭コンジローマの治療には、以下の方法があります。

外用療法

医師の処方による塗り薬(イミキモドクリームなど)を患部に塗布します。週3回の塗布を最大16週間続けることが一般的です。副作用として、赤みやかゆみ、ただれなどが現れることがあります。

外科療法

病変部を物理的に除去する方法で、以下のような手法があります。

  • 冷凍凝固法(液体窒素を用いた凍結療法)
  • レーザー蒸散法(CO2レーザーなどを使用)
  • 電気メスによる焼灼法

これらの治療法は、病変の大きさや数、患者さまの希望などに応じて選択されます。治療後も再発の可能性があるため、定期的な経過観察が重要です。

再発と経過観察

尖圭コンジローマは再発率が高く、治療後3ヶ月以内に再発することが多いとされています。そのため、治療後も最低3ヶ月間は定期的な診察を受け、再発の有無を確認することが推奨されます。また、パートナーも同時に検査・治療を受けることで、再感染のリスクを減らすことができます。

予防

尖圭コンジローマの予防には、以下の方法があります。

コンドームの使用 性行為時にコンドームを正しく使用することで、感染リスクを軽減できます。ただし、完全に防ぐことはできません。
HPVワクチンの接種 HPV6型や11型の感染を予防するワクチンがあり、接種することで尖圭コンジローマの発症リスクを大幅に減らすことができます。
定期的な検査 特に複数のパートナーがいる場合や新しいパートナーとの性行為の前には、定期的な性感染症の検査を受けることが推奨されます。

まとめ

尖圭コンジローマは、HPVの感染によって引き起こされる性感染症で、再発しやすい特徴があります。早期の発見と適切な治療、そして予防策の実施が重要です。感染が疑われる場合や心配な場合は、早めに専門医を受診し、適切な検査と治療を受けましょう。

院長 鵜木 勉

執筆者

いんざい腎泌尿器科クリニック
院長 鵜木 勉

専門資格

  • 医学博士
  • 日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医
  • 日本泌尿器科学会 泌尿器科指導医

など

AppointmentWeb予約する

Tel080-2930-7414