勃起障害(ED)

  • TOP>
  • 勃起障害(ED)
  • TOP>
  • 勃起障害(ED)

はじめに

勃起障害(Erectile Dysfunction:ED)は、性的刺激があっても十分な勃起が得られない、または維持できない状態を指します。これは、男性の性生活において重要な問題であり、心理的な影響も大きいとされています。

EDの原因

EDの原因は多岐にわたりますが、主に以下のように分類されます。

1. 器質性ED

身体的な疾患や障害によって引き起こされるEDです。糖尿病、高血圧、心血管疾患、神経疾患、ホルモン異常、前立腺手術後などが含まれます。

2. 心因性ED

ストレス、うつ病、不安障害など、心理的な要因によって引き起こされるEDです。若年層に多く見られます。

3. 混合性ED

器質性と心因性の両方の要因が関与しているEDです。中高年層に多く見られます。

EDの診断

EDの診断は、問診、身体検査、血液検査、尿検査、画像検査などを組み合わせて行います。問診では、性生活の状況、勃起の程度、持続時間、性欲の有無などを確認します。また、既往歴や服用中の薬剤についても詳しく聞き取ります。
身体検査では、陰茎や睾丸の状態、神経反射、血圧などをチェックします。血液検査や尿検査では、糖尿病やホルモン異常の有無を調べます。

EDの治療

EDの治療は、原因や重症度、患者さまの希望に応じて選択されます。

1. 生活習慣の改善

禁煙、適度な運動、バランスの良い食事、ストレスの軽減など、生活習慣の見直しが重要です。これにより、EDの改善が期待できます。

2. 薬物療法

PDE5阻害薬(シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルなど)が一般的に使用されます。これらの薬剤は、性的刺激に反応して勃起を促進します。ただし、心臓病や低血圧のある方、硝酸薬を服用中の方は使用できない場合があります。

3. 心理療法

心因性EDの場合、カウンセリングや心理療法が有効です。パートナーとのコミュニケーションを改善することも重要です。

4. 外科的治療

薬物療法が効果的でない場合、陰圧式勃起補助具や陰茎海綿体内注射療法や陰茎プロテーゼ挿入術などの外科的治療が検討されます。これらの治療法は、専門医と十分に相談した上で選択されます。

EDと他の疾患との関係

EDは、糖尿病や高血圧、心血管疾患などの生活習慣病と密接に関連しています。EDがこれらの疾患の初期症状として現れることもあります。そのため、EDの診断を契機に、全身の健康状態を見直すことが重要です。

まとめ

EDは、男性の性生活に大きな影響を与える疾患ですが、適切な診断と治療により改善が可能です。生活習慣の見直しや薬物療法、心理療法など、さまざまな治療法があります。EDに悩まれている方は、恥ずかしがらずに専門医に相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。

院長 鵜木 勉

執筆者

いんざい腎泌尿器科クリニック
院長 鵜木 勉

専門資格

  • 医学博士
  • 日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医
  • 日本泌尿器科学会 泌尿器科指導医

など

AppointmentWeb予約する

Tel080-2930-7414