待合室の象徴となる照明にTom Dixon 「Melt(メルト)」 を設置しました。
当院で採用したのはクローム仕様です。
日中は周囲の景色や光を映し込む鏡のような表情を見せ、
夜になると内側から幻想的な光を放ちます。
見る時間帯や角度によって、まったく異なる印象に変わるのがこの照明の魅力です。
なぜ医療空間にデザイン照明を?
「クリニックにここまでデザイン性の高い照明を入れるのですか?」
そう聞かれることもあります。
しかし私は、泌尿器科という診療科だからこそ、空間の力を大切にしたいと考えました。
泌尿器科は、症状の特性上、少なからず不安や緊張を抱えて来院される方が多い診療科です。
だからこそ、いかにも“病院らしい白い空間”ではなく、
心が少しほどける場所をつくりたいと思いました。
光が変わる、空間が変わる
Meltは、溶けたガラスのようなフォルムと、
内部に広がる光のゆらぎが特徴です。
クローム仕上げは、
・昼は外光を映し込む静かなオブジェ
・夕方は柔らかく色味を帯び
・夜は幻想的に浮かび上がる光の球体
と、時間とともに表情を変えます。
同じ待合室でも、その日、その時間によって違う空間になる。
「今日はどんな見え方だろう」
そんな小さな楽しみが、診察までの時間を少しでも穏やかなものにしてくれれば、
それが院長としての願いです。
待合室は“待つだけの場所”ではない
待合室は、ただ順番を待つための場所ではありません。
緊張を少し落ち着かせ、気持ちを整える時間でもあります。
グレーとブラウンで統一したシックな空間に、Meltの幻想的な光が加わり、
ホテルラウンジのような落ち着きが生まれてきました。
これからの空間づくり
今後も、待合室をはじめ院内には、皆さまが少しでも心地よく過ごせるようなものを取り入れていく予定です。
医療の質はもちろん大切ですが、
その時間を過ごす“空間”もまた、患者さんの体験の一部だと考えています。
診察のために訪れる場所でありながら、どこかほっとできる場所であること。
そんなクリニックを目指しています。
ぜひ、完成した空間を楽しみに、ご来院いただければ幸いです。
