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6月:梅雨時期のデリケートゾーンのかゆみ—カンジダ症

2026.06.03
6月:梅雨時期のデリケートゾーンのかゆみ—カンジダ症

6月は梅雨の季節。湿度が高く、ムシムシとした気候が続きますね。この時期は、デリケートゾーンのかゆみや不快感を訴える患者さまが増える傾向があります。特に「カンジダ症」は、男女問わず発症する可能性のある感染症です。今回は、カンジダ症の症状や原因、予防法、治療法について、わかりやすく解説いたします。

カンジダ症ってどんな病気?

カンジダ症は、カビの一種である「カンジダ菌(Candida albicansなど)」によって引き起こされる感染症です。普段から皮膚や粘膜、腸内などに常在している菌ですが、湿度や体調の変化などでバランスが崩れると、異常に増殖して症状が現れます。

デリケートゾーンに起こる場合、「外陰部カンジダ症(女性)」「亀頭カンジダ症(男性)」として知られています。男女ともにかかりますが、特に女性で発症しやすいのが特徴です。

カンジダ症の主な症状

【女性の場合】

• デリケートゾーンの強いかゆみ
• おりものの増加(白くポロポロした状態)
• 排尿時や性交時の痛み
• 赤みや腫れ

【男性の場合】

• 亀頭部や包皮のかゆみ、赤み
• 白いカス状の分泌物
• 排尿時の軽い痛みや違和感

これらの症状が続く場合は、自己判断で市販薬を使わず、早めに泌尿器科や婦人科を受診しましょう。

なぜ梅雨時期に増えるの?

梅雨の時期は、気温と湿度が高く、下着や衣類の中が蒸れやすくなります。デリケートゾーンは汗や分泌物がたまりやすく、湿った状態が続くとカンジダ菌が増殖しやすくなるのです。
さらに、梅雨時期はエアコンの使用で冷えやすくなったり、ストレスや寝不足で免疫力が低下しがちです。これらもカンジダ症の発症リスクを高めます。

また最近は糖尿病・SGLT2内服患者に性器カンジダ症のリスクが高いとも言われています。

予防のポイント

① 通気性の良い下着を選ぶ

ナイロンや化繊の下着は湿気をこもらせやすいので、綿素材のものを選びましょう。

② デリケートゾーンを清潔に保つ

過剰に石鹸で洗いすぎると逆効果になることがあります。ぬるま湯で優しく洗い、清潔を保ちましょう。

③ 早めに着替える

汗をかいた後や雨に濡れた後は、早めに下着や衣類を交換して蒸れを防ぎましょう。

④ 免疫力を落とさない生活習慣

バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス管理を心がけて、体調を整えましょう。

治療方法について

カンジダ症は、基本的に抗真菌薬で治療します。症状や範囲によって以下の方法があります。

【女性の場合】

• 抗真菌薬の膣錠やクリームを使用(外用薬)
• 症状が重い場合や繰り返す場合は内服薬を併用することもあります。

【男性の場合】

• 抗真菌薬の軟膏を患部に塗布
• 症状が強い場合は内服薬を処方することもあります。

症状が改善しても自己判断で治療を中止せず、医師の指示に従い最後まで使い切りましょう。再発を繰り返す場合は、基礎疾患(糖尿病など)の検査を行うこともあります。

パートナーへの感染は?

カンジダ症は性感染症と誤解されることがありますが、実際には日常生活の中で発症することが多いです。ただし、性交渉でパートナーに感染する可能性もあるため、パートナーも症状がある場合は一緒に治療を受けると良いでしょう。

まとめ

まとめ

6月の梅雨時期は、湿度の高さや免疫力の低下でカンジダ症を発症しやすくなります。特にデリケートゾーンのかゆみや不快感を感じたら、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。日頃から清潔を保ち、生活習慣を整えることで予防にもつながります。

いんざい腎・泌尿器科クリニックでは、デリケートゾーンのかゆみや不快感についても、丁寧な診療を心がけています。お一人で悩まずに、ぜひお気軽にご相談ください。

院長 鵜木 勉

執筆者

いんざい腎・泌尿器科クリニック
院長 鵜木 勉

専門資格

  • 医学博士
  • 日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医
  • 日本泌尿器科学会 泌尿器科指導医

など

Web予約

047-637-7781